YOMOYAMA STORY介護よもやま話のご案内

愛コムネットの代表 髙鹿真杉が「タウンニュース」

代表の髙鹿真杉が、毎月「タウンニュース」で、
介護にまつわる日々の気づき、さまざまな話題を、
連載エッセイ『高鹿真杉の介護よもやま話』として執筆しています。ぜひご覧ください。

高鹿真杉の介護よもやま話 「白内障手術」 第252回(2023年6月掲載)

白内障は、加齢などににより目の中のレンズの役割をする水晶体が濁ってしまって、次第に見えにくくなる目の病気。多くは加齢によって怒る。早ければ40歳代から発症する。80歳代になるとほとんど症状が現れる。白内障は薬等で完全に予防はできない。原因はほとんどが加齢という。進行した白内障の治療は手術しかない。濁ってしまった水晶体を取り除き、かわりに眼内レンズを挿入する。
手術手技と医療機器の進歩や衛生管理ガス済み、手術後の合併症や、炎症の発生も少ない。最近は日帰りでも行われている。安心、安全な手術として行われている。
白内障と言われたのは3年位前だろうか?何となく見えづらくなって眼科を受診した。もともと紫外線に弱く、乱視も強かったのであまり気にならなかった。予防ということで目薬が処方された。改善する事もなく、でも目立った進行もなかったのでそのまま維持していた。やはり手術となると切っ掛けが必要。7月に娘の結婚式があり、それがいいチャンス。今年になり受診をして手術を決めた。
目の手術なので、恐らく局所麻酔、目は開けたまま?何となく不安がある。周りのご利用者様も「私もやったわ!」という方も多い。利いてみると、なかなか記憶にない様子。あっという間だった。すぐに終わるから大丈夫。そう言われ、励まされた。
リクライニングの椅子に座り、麻酔薬という点眼薬をいっぱい挿された。ものすごいライトに照らされて、目を開けられた。耳は良く聞こえるので、周りで行われていることの想像がつく。反って怖い。ライティングは終始続く。まるでライブの様。エメラルドグリーンの綺麗なライト。黄色やピンク。紫っぽい色もあった。幻想的な空間。
終わってみると、ベッドを出てから30分程度経過。ほんとうにすぐ終わった。でも、凄く長い30分だった。
左目が終わり、周りがとても白くみえる。次は右目。もっと良く見える様になるのを期待している。

高鹿真杉の介護よもやま話 「紫外線対策できていますか」 第251回(2023年5月掲載)

暑かったり寒かったり気温の変化が激しい日が続いている。朝晩の温度の差で体調を崩す。こんな季節は何を着たらいいか迷ってしまう。朝布団から出た時は特に肌寒さを感じる。1枚羽織ることも面倒くさがらずにやってほしい。
お日さまがさしてくると、5月の太陽がとても強く感じる。朝あんなに涼しかったのに、寒かったのにと思うが、じりじりと肌に痛いように感じる。この頃の紫外線はとても強い。
とは言っても、太陽光を浴びると骨に大切なビタミンDが作られるので、外に出ることはお勧め。日焼けに注意して気持ちのいいこの季節には外出はおすすめ。コロナの影響で3年間ほとんど出かけなかった人も多いと思う。少しずつ無理をせずに外に出て行きたい。
日差しが強くなってきたなと思うと、紫外線対策はもう遅いと言われる。暖かくなった頃のお出掛けには特に念入りに日焼け止めに気をつけよう。日傘を差す、長袖を着るといったように肌を出さない。また、日差しが強い時間帯、10時から14時頃の外出は控える。そんな工夫も大切。実はあらゆる角度からさしてくる紫外線。地面の照り返し、建物からの反射。いたる所から肌にダメージを与える。日焼け止めをむらなく塗ることも大切。
歳を重ねるとしみができる速度が増す。それはできるだけ避けたい。

高鹿真杉の介護よもやま話 「疲れていませんか」 第250回(2023年4月掲載)

最近、疲れやすい、だるくてやる気が起きないなんてことがないだろうか。気温の変化が激しいからとか、冬から春になる季節の変わり目だからとか思ってもみる。もちろんそれもあるだろう。体の疲れはじつは腎臓が疲れていることに関係する。腎臓が疲れが身体の疲れを引き起こす。体内に溜まった「酸」が疲れの原因。腎臓が体内のいらないものを尿として排出する。そして身体のアルカリ性酸性のバランズを調整する。体内の細胞が活動し酸が作られる。それが尿として排出、血液が中性に近い弱アルカリ性に保たれる。腎臓が疲れると機能が衰え、酸が排出されなくなる。それが疲れの大きな原因となる。酸化した血液はドロドロになり、活動に必要な酸素や栄養素が届けられなくなる。さらに末端が冷え、免疫力も低下する。そのために疲れやだるさを感じる。
免疫力が低下するのは加齢によってだけではなく、血行不良によってもおこってくる。ドロドロになった血液は免疫細胞を身体に届けられない。免疫力が下がると風邪を引きやすくなる、ウィルスに感染しやすくなる。病気が治りにくくなる。またなかなか疲れが取れない、アレルギーが悪化する。血行不良で体温が下がると免疫細胞のエネルギー源の酵素の働きも弱くなる。
だからこそ腎臓の疲れを取ることは大切だ。生活習慣や食生活を見直し、腎臓に負担を掛けない。水分も十分に摂る。おへその両脇をさするようにマッサージも効果的。

高鹿真杉の介護よもやま話 「職業講話」 第249回(2023年3月掲載)

職業講話の講師として中山中学校に行ってきた。キャリア教育の実践ということで、文科省のカリキュラムとなっている。2年生が1月には職場体験で、現場で体験することになっている。1年生はその前に、仕事についての話を聞く。
サロンド鹿鳴館にも1月に2名の男子生徒が来て、利用者さんとのふれあいを経験した。
コロナで暫くは中止されてきたが、今年は授業が再開された。30分の短い時間で仕事について話す事は難しい。興味を持ってもらえる内容を考えないといけない。特に、中学生が飽きないようにと考えた。介護という分野は特に広く、複雑。自立支援の視点から考えて、コググニサイズを一緒にやることにした。
指導者の加藤先生と一緒に、サロンド鹿鳴館で人気のコグニサイズを中学生と一緒にやってみた。加藤先生は地元中山小学校、中山中学校の卒業生。中学の校舎を懐かしそうに眺めていた。
校舎はそのまま、あまり変化は無かった様だ。しかし、昼休みにも拘わらず、校内はとても静か、校庭で遊ぶ様子も見られない。学校と言えば、おしゃべりをして笑い、元気に走り回り、先生に怒られる。これがコロナの影響なのか。寂しさを感じた。
加藤先生は野球部出身、今年の1年生野球部員は3名。今、WBC真っ最中、なのにこれも寂しい。もっと元気を取り戻して欲しい。なんて感じながら、生徒さんとコグニサイズを行う。簡単な動作だが、なかなかできない。できないことを楽しむのがコグニサイズ。考えながら、手足を動かす。迷って笑う。みんなで一緒に笑う。そんな楽しさを味わってもらえたと思う。
コグニサイズは高齢者だけのものではないと加藤先生からの説明があった。学習前の脳トレにも効果がある。生徒とも、楽しいひとときを過ごせた。

高鹿真杉の介護よもやま話 「いむくじ天ぷら」 第248回(2023年2月掲載)

今はあまり作られていないというが、沖縄の料理で「いむくじ天ぷら」という料理があるそうだ。沖縄は長寿という。珍しい食べ物が沢山ある。なにか食事にもヒントがあるのではないか。
「いむくじ天ぷら」、珍しい名前だ。。サツマイモのデンプンつまり芋くずと紅芋で作る、揚げ物だ。もちもちとした食感が特徴。うむくじアンダギーとも呼ぶらしい。ケーキやお菓子がなかった時代には、丸くして揚げたいむくじボールを砂糖と一緒に煮ておやつとして食べたそうだ。
沖縄に野菜は抗酸化物質が多く含まれる。紅芋の紫色は抗酸化作用が高いポリフェノールの一種、アントシアニン系の色素。動脈硬化や視覚機能改善に効果がある。日差しが強く、紫外線から身を守るために野菜自体が抗酸化物質を増やしている。
これらは「島野菜」と呼ばれ、沖縄の気候、風土で育った豊富な栄養素を含み、沖縄の人々のエネルギー源だ長寿の秘訣としても注目したい。
島野菜の代表格、ゴーヤは家庭菜園でも人気だ。ゴーヤーのビタミンCは加熱しても分解されにくいため、チャンプルーはイチオシだ。苦みには食欲増進作用があるとさる。

高鹿真杉の介護よもやま話 「異常乾燥注意報」 247回(2023年1月掲載)

20日以上雨が降らず、乾燥した日が続いた。あちこちで火事が起こっているニュースが後を絶たない。乾燥することで生活に影響がでる。
乾燥は、体にもさまざまな影響を与える。脱水は冬にも多く起こっている。ひとの体の半分は水分だ。たったコップ1杯程度の水分が減っても、ボーッとしたり、気分が悪くなったりする。脱水というと夏のことと思っていないだろうか。汗をかくから水分が足りなくなる。寒い冬は汗が出ない。寒いから喉が渇かない。だから脱水なんてない。と思っていないだろうか。
乾燥している冬は、夏と同じに体の水分は蒸発している。肌の乾燥、カサカサは気になるはず。乾燥であちこちがかゆくなる。冬は夏と同じくらい、それ以上に水分を摂る必要がある。
肌の中から奪われる水分量が増えて、どんどんカサカサの肌になってくる。暖房で室内の空気も乾燥する。更に肌の水分は奪われていく。電気毛布やこたつも肌を乾燥させる。うっかりとこたつでうたた寝をすると、脱水症状を起こし、大変な事になるので注意して欲しい。
うっかり忘れてしまうのが頭皮の乾燥。シャンプーはしっかりと洗い流し、爪を立てない様に洗い方にも注意する。ローションもあるので上手く活用しよう。

高鹿真杉の介護よもやま話 「足をきたえよう!!」 第246回(2022年12月掲載)

冬になると、暖かい部屋にこもって、ゴロゴロとしていたい。ゆっくりとこたつに入って、テレビでも見て。運動が必要な事も十分わかっている。それに加え、これからの時期、年末年始にかけては、美味しいものもたくさんでてくる。つい、暴飲暴食してしまう。

筋肉のほとんどは下半身にある。腰から下の筋肉を鍛えることが重要。万歩計を持っている人も多いと思う。2~3日家の中でのんびりして外に出ると、急に足が動かないのに気付く。足の力が急になくなったのに愕然とする人も多いのではないか。

運動は大切であるが、毎日歩くことがもっと大切だ。自分の足で歩けることがどれだけうれしいことか。“あるける足“を維持する。ちょっとしたことで筋力が衰えないですむ。サロンド鹿鳴館では、毎日行っている、かんたんな運動を紹介しよう。

まず、ふらつかないようにつかまって行うように注意して欲しい。椅子や、手すり、壁など、しっかりしたものにつかまって行う。これで転んだら、元も子もない。

足上げを30回。つまり足踏みをする。姿勢を正し、前を向く。足は腰の高さまで上げるようにがんばる。股の付け根を意識、股の筋肉を使っていることが分かると最高だ。

そして、踵落とし。つかまって、踵をあげる。そして勢いよく“ストン“と落とす。膝は曲げない。つま先で立つ事で、ふくらはぎの筋力が鍛えられる。踵を落とした振動で、骨も強くなる。一石二鳥の効果を期待しよう。

春になったら外に出よう。その時に元気に歩けるように、ちょっとした運動を続けていこう。

高鹿真杉の介護よもやま話 「効果的にワクチン接種」 第245回(2022年11月掲載)

コロナの感染者が増えているようだ。やっといつもの生活が戻ったと思ったが、油断はできない。ワクチン接種はかなり浸透してきているようだが、既に5回目を接種したという話も聞く。コロナのワクチンは定期的に接種するのだろうか?

この時期は、インフルエンザの流行が心配される。年末年始にかけて今年はどんな状況となるだろうか。コロナとの同時流行はならないといいと願う。インフルエンザは毎年10月頃からワクチン接種が行われている。いつもならまずインフルのワクチンといったものだ。

テレビでワクチン接種につてのコマーシャルを目にすることがある。少し以前は「肺炎球菌」ワクチン。そして最近は「帯状疱疹」ワクチン。多くの病気がワクチンで予防できるようになったのは、医学の進歩の成果だろう。

ワクチンのCMだが、帯状疱疹にかかったという話しも多いように思う。最初は赤く発疹が出る。あるいはビリビリ、チクチクしたような神経痛のような痛みがある。水疱瘡のウイルスが原因。日本人は9割がこのウイルスを持っていると言われている。疲れやストレス、加齢などで免疫力が低下すると、このウイルスが活発になり発症する。50歳から80歳までに3人に1人が発症すると言われている。夏の疲れや、コロナなどのストレスからだろうか?免疫が低下していると、まだまだ元気と思っていても、ある日突然帯状疱疹になるかもしれない。

多くのワクチンを一度に打つ訳ではないが、医師の指示の下、効果が出るように、タイミング良く接種したいものだ。

高鹿真杉の介護よもやま話 「歩いて健康維持」 第244回(2022年10月掲載)

やっとコロナも少し落ち着いた様子だ。約2年続いた自粛もそろそろ終わりにしたいものだ。外出もままならず、大丈夫かなと思っても心配で、やっぱりやめておこう。そんな日々が続いた。仕事の帰りに寄り道をしようと思っても、すっかり疲れてしまってやっぱり帰ろうと家路につく。すっかり、運動不足や体力の低下が気になりだしてきた。こんなことではいけない、まだ暫くは続きそうなコロナを乗り越えられない。

とはいってもいざやるぞ!と何をしたらいいか迷ってしまう。そんな時、気軽にできる事が歩く事。世間でもウォーキングが注目されている。高齢者も気軽にできる、有効な運動だ。

しかし、漫然と歩いているだけではあまり効果は無い。かといってあまり意気込むのも逆効果だ。せっかく歩くのだから効果的な「歩き」を意識しよう。

まずやることは、歩数や、目標を決めること。自分の体調に合わせて決めるといい。家事や、ゴミ出しなども歩数に加えるといい。

足腰に痛みがあり、なかなか歩くのが難しいという人は少しずつ歩く事を初めてみよう。杖を上手に利用するのもいい。痛いところを無理することは厳禁。

転ばぬ先の杖と言うが、歩く補助にはとても助かる。杖を上手に使うと無理なく歩く事ができる。最近は杖の種類が豊富になった。一般的にT字杖と言われる1本の杖。花柄や、キャラクター物等もあり、外出の時に、洋服や靴を選ぶように選んでもらいたい。

杖のメンテナンスもしっかりとしていこう。かたかたと音がするので確認すると、長さ調整用のネジが外れていたり、壊れていたりする。杖の先にはゴムが着いている。減っていないだろうか。靴の底と同じ様に杖の先も減ってくる。減ったゴムは滑りやすく、タイルの床や、雨の日等はとても危険だ。ひっくり返して見て欲しい。

愛コムネットでも、杖のゴム交換をしている。どの程度なのか分からなかったら聞いてみるのもいい。

歩く事はサルコペニアの予防にもとても有効。自分の足で100歳まで歩くために、少しずつでも歩く事に意識をしてみよう。

高鹿真杉の介護よもやま話 「毎日頑張っている目に注意!」 第243回(2022年9月掲載)

スマホやPCなど、毎日の仕事では欠かせない業務。瞬きをする回数が減ってくると乾燥してショボショボする。加齢と共に乾燥も進み、角膜を保護する涙も減ってくるらしい。

関節痛などに効果があるという「コンドロイチン」、これが目を守ってくれる成分だという。最近は目薬にも使用されている。スマホやPCの利用が増えたり、加齢によって涙が減って乾燥が進んだりすると角膜が保護できなくなる。乾燥が進むと炎症が起こってくる。眼精疲労も進み、頭痛や肩こりの原因にもなってくる。コンドロイチンは角膜保護作用を持っているそうだ。角膜のバリアや涙の膜が壊れて保護できない時、コンドロイチンが根本原因をブロック、角膜のダメージを修復する。デジタル機器は日々進化している。携帯電話がスマホになり、毎日画面を見る回数も増加している。目の乾燥をによるダメージを抑え、角膜を保護し、外からの刺激から守り、目の乾きも防ぐ効果も発揮できる。

薬局に並ぶ沢山の目薬。その中から自分に合う目薬を探すのも大変、でもしっかりと比べてみることが大切。成分もいろいり、高価な物がいいというわけではない。自分の症状にあった成分を探してみよう。薬剤師と相談してみてほしい。また、年齢によっても変化する。乾燥や疲れ目が気になった頃から、だんだんかすんできたり、ショボショボしてきたりする。複数の目薬も使用できる。5分以上間をあけてから別の目薬をさすように注意して欲しい。

高鹿真杉の介護よもやま話 「足を緩めてリラックス」 第242回(2022年8月掲載)

帰宅して玄関で靴を脱ぐと、ホッとする。仕事用のパンプスは、履きやすいものを選んでいるが、やっぱり疲れる。訪問が重なり、歩く距離が多いといっそうキツいなと思う。靴を脱ぎ、靴下を脱ぐ。靴の中で足先が固まっていて、なかなかほぐれてこない。締め付けていたものがなくなったのに指先は、ぎゅっと詰め込まれて固まっている。しみじみと「酷使しているんだな~」と思う。浮腫みやすく、冷えやすいふくらはぎ。足先からふくらはぎの浮腫をとってみよう。

踵をつけてまっすぐ立つ。O脚で膝が付かない場合はなるべく内側に引き寄せる。力を入れるだけでぽかぽかしてくる。両方の踵をつけて背伸びをするように上げる。ゆっくりと下げる。もう一度しっかりと踵をあげる。10回程度やってみる。そのあと、床に座り足裏マッサージ。足の裏全体を軽くたたく。くっついた指の間を1本ずつ離す。指を前後に回す。そして手をパーにして、それぞれの足の指の間に手の指をいれる。手をグーにして握る。固まった足は、心地よい痛みがある。なかにはかなり痛い人もいるかもしれない。

帰宅後は、簡単にできるちょっとしたお手入れをして、1日頑張った足を労ってみよう。

高鹿真杉の介護よもやま話 「ヘアケアもお顔とおなじように」 第241回(2022年7月掲載)

7月になってから、うっとうしい毎日が続く。湿気が多く、梅雨がまた戻って来た。こんな時期は体も何となくだるく感じる。髪型もしっくりいかなくて、さらに気分がよくない。

パサついたり、うねったり、ボリュームがダウンして、なにかと悩みが多い。朝頑張ってセットしても、あいにくの雨、すっかりうねり髪。

「髪は女の命」なんていう。髪をカットすると、「何かあったの?」失恋したり、何か失敗したり。そんな時に髪型を変えたりする。

髪も年齢とともに変わっていく。お肌はしっかりとケアをしているのに、髪のケアまでは気にしていない。毎日のケアを見直してみよう。

頭皮のケアも毎日のルーティンに入れよう。爪を立てず、手を熊手のようにして指で優しくマッサージ。頭皮を柔らかくしてからシャンプーする。シャンプーは手で泡立ててから頭皮にのせる。直接シャンプーを乗せて泡立てると頭皮をゴシゴシこすってしまう。泡立てたシャンプーを頭皮にのせる。この時も頭皮を刺激しないのが大切。

自然乾燥はNG。やっぱり頭皮に注目。頭皮が生乾きだと臭いの原因になる。タオルドライして早目にドライヤーを掛ける。パサつく髪にはオイルを馴染ませて。

パサつきやうねりを髪の毛の痛みのせいにしがち。でも頭皮環境を整えることでかなり改善する。また、頭皮も日焼けをする。外出するときは紫外線対策もしっかりとして出かけよう。

高鹿真杉の介護よもやま話 「フレイル予防は若いうちから」 第240回(2022年6月掲載)

「フレイル」という言葉を知っているだろうか。今、国を挙げての取組が行われている重要な問題。すぐに予防対策を考えてほしい。老年症候群といい、虚弱を意味する。厚労省によると、「年を取って身体や心の働き、社会的な繋がりが弱くなった状態」とされ、健康な状態と、要介護状態との中間とされる。

これは高齢者だけの問題だろうか。中高年が、「まだまだ年じゃない」と軽く考えるにはあまりに危険だ。フレイルを放置しておくとその先には養介護になる可能性が高くなっている。少しでも早く気付くこと、対策を考えることが大切になる。少しでも若い頃からフレイルの前段階のプレフレイルに気付き、生活習慣を考える事が重要だ。適切に対応すれば、健康を取り戻し、回復可能である。健康寿命を延ばすことに繋がる。

フレイルは一つだけではとどまらず、身体中で起こる。大きく運動機能と脳機能に分類される。運動機能は加齢により自然に筋力や筋肉量が減り、筋力フレイルが起こる。筋力低下により代謝が低下、エネルギー消費が減り、内分泌フレイルが発生。加齢に伴い免疫低下、様々な病気を引き起こし、重症化に繋がる。

脳機能は35歳以降、毎日10万個もの脳細胞が死滅する。残った脳細胞も萎縮し、機能低下を起こし「脳フレイル」が起こる。家に引きこもりがちになり、社会的フレイルを引き起こす。

「まだまだ」はいったん忘れて、自分の身体を考えてあげてみよう。少しでも早く対応する事で、これからの生活が活き活きと過ごせるようになる。

高鹿真杉の介護よもやま話 「医薬品販売の表示」 第239回(2022年5月掲載)

小さい頃は、けがをしたり、風邪を引いたりすると、薬屋さんへ行ってお店の人に相談して薬を選んでもらった。そんなに広いわけでもなく、カウンターやショーケースにいろんな薬があった。その中からお店の人、薬剤師なのだろう、選んでもらった薬を買ってきた。

最近はドラッグストアの売り場の棚に、沢山の薬が並んでいる。その中からどうやって選べばいいか迷ってしまう。やっぱりドラッグストアでも薬剤師がいるはず。聞いてみるのもいいだろう。

パッケージを見ると、第1類医薬品、第2類、第3類などとかいてある。医薬品にはリスク区分毎に表示をするように決まっているという。自分で買うときにはよく確認して注意が必要だ。

第1類医薬品は副作用、相互作用などの項目で、安全性上特に注意を要するもの。第2類医薬品は副作用、相互作用などの項目で、安全性上注意を要するもの。指定第2医薬品は第2類医薬品の内、特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するもの。第3類医薬品、副作用などの項目で、第1類医薬品、及び第2類医薬品以外の一般医薬品。

薬はどんなものであっても注意を要するもののようだ。医師から処方を受けている時は更に注意が必要だ。

高鹿真杉の介護よもやま話 「ビタミンCのお話し」 第238回(2022年4月掲載)

桜の花はもう散ってしまったが、沢山の花がいっせいに開いたようだ。なしの花も満開である。急に温かく、むしろ暑い日が続く。いっせいに日差しが強くなってくる季節。気になるのが紫外線。お日さまはありがたいが、シミになるのが気にかかる。

そんな時にビタミンCが活躍する。と良く言われる。今はやりの美白効果、シミ対策などでこのビタミンCのお話しを良く聞く。はたしてビタミンCっていったいなんなの?と考えてみた。

様々な美肌効果。アンチエイジングには強い味方。過剰な皮脂分泌を抑えて酸化を防ぐ。お肌の引き締め、毛穴を目立たなくしてくれる。その上、ストレスと戦う力をサポート。免疫作用にも役立つ。以外と知っているようで知らないこともある。

緑黄色野菜やジャガイモ、イチゴ・レモンなどの果物を意識して食べるといい。ただし、身体の中にためることができない厄介者。余った分は捨てられる。駒前に取る事がおすすめ。でも普段の食事でしっかり取れるかというと実はなかなか取れていない。どうしても不足しがちだし、ストレスや紫外線、環境汚染の影響でせっかく摂ったビタミンCも消費が激しい。ストレスの多い今、摂っても大切な栄養素だ。サプリメントで補うのもいいだろう。

化粧品に背後されていつが、そのままの状態だと不安定で壊れやすい。化粧品会社で研究開発されている。ビタミンC誘導体を配合しているものがあった。ビタミンCを安定させ、角質層に浸透しやすくしたものだ。

優れた効果のあるビタミンC、いろいりと工夫しながら自分のために活用して見るといい。

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