高鹿真杉の介護よもやま話 「ハンドペイン」 第252回(2023年7月掲載)
2023年12月28日年齢が出やすい「手」
先月白内障手術を終えた。両眼とも順調で、スッキリと視界が開けた。いろんなものが良く見えるようになる。白内障手術の効果は、人それぞれ感じ方が違うのか、「良く見えるようになった」「ほとんど変わらない」など意見は様々。症状の進行程度にもよるし、元々の視力にもよるのだろう。私の場合、元々視力は悪くなかった。術後の検査で両眼1.5の結果をもらった。看護師が「私より良く見える!」と笑った。とにかく、明るくなり、色々良く見えるようになった。
すぐに目に入ったのが自分の「手」。こんなにカサカサして、血管が浮いてきている。鏡で顔を見ると、しみやしわが気になる。年齢を改めて感じた。白内障手術の病棟では「まだ若いから・・・」といわれ、苦笑いをしていたが、手入れをおろそかにしていた分、肌は正直だ。
手は特に年齢が出やすいという。家事や仕事、常に毎日使っている。手入れをサボってしまうと、ダメージは更に大きくなる。コロナ禍の3年、1日に何度手を洗ったか。そして消毒。また、紫外線や埃の影響も受けやすい。手は顔より皮脂腺が少なく皮脂が出にくい。乾燥を招きやすい。お手入れをまめにする必要がある。年齢とともに体内で合成されるコラーゲン量が減少する。手の甲のコラーゲン量も減る。弾力が失われやすい。結果として血管や筋が浮き出て目立ってしまう。これを「ハンドペイン」と呼ぶ。
出来るだけ綺麗な手を維持するために普段から意識して手入れを行いましょう。
保湿に欠かせないハンドクリーム。乾燥、角質、シミなど、気になる事に有効に作用する成分を選んでみましょう。ハンドマッサージやツボ押し。空き時間に簡単にできるので続けやすい。テレビを見ながら、お風呂の中など、すき間時間に出来る。