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高鹿真杉の介護よもやま話 「高血圧はリスクがいっぱい」 第236回(2022年2月掲載)

2022年03月06日

冬になると血圧が高くなる。万病のもとと言われる高血圧。一度薬を飲み始めると一生飲まないと言われてきた。生活習慣を改善することで高血圧も改善する。
なぜ高血圧が「万病のもと」なのだろうか。高血圧には多くの病気のリスクがある。健常者と比べ高くなっている。脳梗塞、脳出血は3.3倍以上。腎不全で1.9倍以上、緑内障は10.5倍。心疾患では8倍にもなる。骨粗鬆症も1.16倍以上。血圧を維持する事が健康に過ごす事にはとても大切であることがわかる。
更年期以降の女性は特に注意が必要。女性ホルモンのエストロゲンは血管の収縮や老化を防いで血圧を下げる働きがある。女性にとって更年期は危険がいっぱいだ。急激に減少したエストロゲンで男性以上に高血圧のリスクが高まる。この時期に脳梗塞や、脳出血を起こす人が多く見られるのはそのためだ。
また、エストロゲンには血管のほか腎臓内の内皮細胞を丈夫にする働きもある。エストロゲンが低下することで腎機能が低下し、血液中の塩分濃度が増加、それを一定に保とうとして血液量が増え、更に血圧が上がる。ダブルでリスクが高くなる。
血管も細胞の一つ。新陳代謝で日々生まれ変わっている。日々の生活習慣などを改善することで「硬くなった血管」「狭くなった血管」をリセットできる。
運動、食生活などをもう一度よく見直して、血管にも注意をしていこう。

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