ビッグウェイブ

messageごあいさつ

私たちが介護保険事業を始めてから、２０年という年月が過ぎました。そのあいだに社会環境や価値観が、特にここ数年ではIT化が急速に進み、行政やインフラのしくみ、ネットワークのあり方なども影響して、２０年前と比べると大きく変化したように感じます。介護を取り巻く状況も変わりました。介護に対する考え方も大きく変わっています。より深刻な状況に進む手前で、「できるだけ元気を維持し、楽しく暮らす」という視点がとても重要になってきました。「誰もが、いつまでも、自分らしく元気に過ごせるように、環境を整えサポートする」ことへ。

私たちはこれまで、介護保険という仕組みを通して、利用者様と共に、時には家族のように親しみ、寄り添って過ごして参りました。しかしながら、これからの社会は、「人生１００年時代」と言われています。誰もが住み慣れた環境でイキイキと生活できることが何よりも大切です。そのために必要なことをご本人といっしょに考え、工夫して、それぞれの生き方にあわせた方法で、お役に立てるようにサポートしていくことを目指しています。

介護が必要になったとき、ご本人はもとより、ご家族も大変な思いで過ごされている方も多いと思います。ご家族だけでなく社会全体で支えるしくみが介護保険制度です。「介護」を辛く苦しいものとせずに、高齢者の暮らしをよりよくサポートするものとして、介護保険制度を上手に利用していただけるといいと思います。多くの方が経験したことのない「高齢である」という毎日の生活を、いかにしてイキイキとすごせるかを一緒に考えていきたいと思っております。

また、私たちの地域密着型デイサービス「サロンド鹿鳴館」は、多くの男性利用者様にご利用いただいております。高齢になってからの男性は地域社会に馴染みにくいという声も聞かれますが、人とふれあい、学び、体を動かす楽しさ、自信と誇りを持って自分らしく生きたいと思う気持ちは、誰でも同じだと思います。男性も女性も積極的にご利用いただき、みんなで一緒に楽しく元気に過ごしていきましょう。
代表取締役髙鹿真杉

代表の髙鹿真杉が、毎月「タウンニュース」で、介護にまつわる日々の気づき、さまざまな話題を、連載エッセイ『高鹿真杉の介護よもやま話』として執筆しています。ぜひご覧ください。

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