YOMOYAMA STORY介護よもやま話のご案内

愛コムネットの代表 髙鹿真杉が「タウンニュース」

代表の髙鹿真杉が、毎月「タウンニュース」で、
介護にまつわる日々の気づき、さまざまな話題を、
連載エッセイ『高鹿真杉の介護よもやま話』として執筆しています。ぜひご覧ください。

高鹿真杉の介護よもやま話 「重ね着すると温かい?」 第258(2023年12月掲載)

重ね着が温かい?

環境省が、地球温暖化防止、省エネ、経済的なメリットから暖房時の室温が20℃でも快適な暮らし方、ウォームビズを推奨している。冬に、暖房に頼らず、衣服で調整して快適に過ごしていたい。

寒い時期はつい、重ね着をする。サロンド鹿鳴館にも服を何枚も重ねて来る人も多くなる。たくさん着ると温かく過ごせるのだろうか?

重ね着のしすぎは必ずしも防寒対策になっているわけ絵はない。重ね着の放熱量を調べた実験がある。一定の枚数を超すと、反って放熱量が増えていくという。下着、1枚重ね。4枚までは押さえられるが、それを越すと増えていく。布の厚さなどにもよるが、たくさん着ればいいというものでもないようだ。服を着て温かいのは、身体から出ていく熱を外に逃がさないから。いかに、着るもので保温をするかが大切なようだ。からだと衣服の間にできる動かない空気。素材では綿、ダウンなど。静止空気をたくさん含み素材自体の温かさを生み出す。機能性インナーなどは、薄手でも温かい。天然素材などは汗を掻いたときに一気に寒さを感じてしまうので、速乾性があり、温かさをキープできる機能性インナーは効果的。

寒暖差が激しい最近は、うまく組み合わせて、快適な毎日を過ごしましょう。

高鹿真杉の介護よもやま話 「季節の変わり目」 第256回(2023年10月掲載)

季節の変わり目に思うこと

朝晩は秋めいた風が冷たく感じる。いつまで続くと思うくらいの暑さがやっと落ち着いたのかな。まだまだに中の暑さは続いているようだ。週末になると雨が降り、急激に気温が下がる。掃除、洗濯、買い物。気持ちいい今の季節にやりたいと思うことができない。せっかくの週末にガッカリする事が続く。今回の週末もやっぱり雨。次の「週末の予定」も芳しくない。こんな事を繰り返して世界は色づいていくのだろうか。

今年の紅葉はどうだろう。寒暖差が色づく葉っぱに大きく影響しているという。たしか去年はあまり綺麗に色づかなかったように覚えているが。

日本には四季がある。それぞれに特徴があり、楽しませてくれる。異常気象と言われているが、すっかり四季の表情が変わってしまったようだ。夏の暑さを凌がせてくれた夕立は、ゲリラ豪雨に変わった。線状降水帯という豪雨が続く。真夏に雹が降った。これから急に寒くなるのだろうか。

最近は朝夕の寒暖差が大きい。寒暖差疲労という症状もあるそうだ。着る物を選ぶのも困ってしまう。日中はまだまだ暑さが続く。朝晩の冷え込みに、羽織るもを持ち歩くようにしている。すっかりタンスの中を冬物にする事も考えてしまう。衣替えの風習は平安時代に始り、室町時代~江戸時代と四季に併せて衣服を変える習慣が定着したそうだ。でも、「衣替え」という言葉は、今でも生きているのだろうか?

高鹿真杉の介護よもやま話 「介護サービス情報の公表制度」 第257回(2023年11月掲載)

介護サービス情報の公表制度

この制度は平成18年4月に介護保険法に基づき施工された。当時介護保険が広がり多くの民間事業所が参入。サービス事業所を選択するための客観的な情報がなかった。介護保険の基本理念である「利用者によるサービス選択」を現場レベルで実現するために情報公表制度が創設された。

また、介護保険の基本理念である「利用者本位」「高齢者の自立支援」「利用者による選択(自己決定)」をサービス利用に当たって保証するためにできた「情報公表制度」の目的は利用者が介護サービス事業所を選択するための支援をする仕組みである。

事業所に訪問調査員が来る。公表のために資料を集め、提示する。必要項目に該当する仕組みがあるかないか、事業所内に周知するマニュアルがあるかないか。また、研修を行い、報告書が存在するか。そういった仕組みが組織として存在するかどうか。結果はWEBサイトに載る。

介護保険法において重要なテーマについて、事業所がしっかりと業務として行っているかを調査し、公表する仕組み。

今年はサロンド鹿鳴館と愛コムネットの居宅介護支援が調査に該当する。来月の調査に向けて、しばらくは書類を集めて、整理することになる。

高鹿真杉の介護よもやま話 「髪も秋バテ?」 第255回(2023年9月掲載)

秋バテ?

まだまだ暑い日が続く。10月迄続くという暑さ。台風や、線状降水帯による大雨。ゲリラ豪雨と言ったのは何年か前のことだ。珍しく停電があった。突然照明が消えた。サロンド鹿鳴館では一瞬だったが、とうきゅうは数時間続いたという。3.11の計画停電以来ではないだろうか。

日差しもかなりつよく、紫外線を気にした人も多いだろう。もちろん顔には日焼け止めは必須。でも、髪の毛は気にしていなかった。美容院で、「日焼け止めスプレー、しておきますね」といわれ、「あれ?髪の毛にも必要なの?」と聞いた。夏の強い紫外線は、頭皮の炎症、頭皮と髪の乾燥、ごわつきなどの原因。そういえば抜け毛が多いように思う。今年は髪を長くしている事もあるのか、フローリングに落ちている髪の毛が気になっていた。

頭皮にはダメージを防ぐバリアが有、乾燥が続いたことで低下する。その結果刺激に敏感になり、炎症が起こる。秋になると夏のダメージを続けて受けたこんなトラブルが出やすくなる。髪の毛や頭皮も秋バテする。まずは暑い季節に予防をすることが大切。帽子や日傘などをうまく使い、頭皮や髪の毛用の紫外線ケア商品を選んで使おう。

抜け毛でボリュームがなくなるのも気になる。原因が加齢であることはしかたがないが、毛母細胞がヘアサイクルを繰り返しているので、栄養や睡眠を考えよう。元気な髪は若々しく見せてくれる。

高鹿真杉の介護よもやま話 「今年の夏まつり!」 第254回(2023年8月掲載)

今年の「なつまつり!!」

緑公会堂で今年も「鹿鳴館フォーラム2023」を開催する。今年は、特に、たくさん笑ってもらおうと、楽しい企画を揃えている。コロナ禍で3年、マスクを着けて、家にこもって、じっとしている日々。そんな中で、皆さんの体力も笑顔もどんどんなくなってきてしまい、こんなはずじゃなかったと感じる。

今年、やっと元の生活に戻れる・・・と思っていたら、あらあら・・・上手く動けない、しゃべれない、笑えない。そんな事を感じていないだろうか?

マスクの自粛生活って、知らないうちに、徐々に穏やかに私たちの体を弱くしていったようだ。なんと肌にも影響があるらしい。外に出て強い日差しにあたる。4年ぶり。肌が驚き、湿疹などトラブルが出ているという。

誤嚥性肺炎も多い。マスクをして喋ることを控えていたためだろうか。声を出すこと、笑うことが大切だと改めて思う。

とにかく、暑い夏がまだ続く。頑張っている皆さんのために、今年は思いっきり笑ってもらおうと企画した夏まつり。音楽や歌のプログラムに加え、「えがお寄席」と題して、皆さんの大好きなマジック、そして「落語」。たのしい1日を皆さんに贈りたい。一緒に楽しい1日を過ごしましょう!

高鹿真杉の介護よもやま話 「ハンドペイン」 第252回(2023年7月掲載)

年齢が出やすい「手」

先月白内障手術を終えた。両眼とも順調で、スッキリと視界が開けた。いろんなものが良く見えるようになる。白内障手術の効果は、人それぞれ感じ方が違うのか、「良く見えるようになった」「ほとんど変わらない」など意見は様々。症状の進行程度にもよるし、元々の視力にもよるのだろう。私の場合、元々視力は悪くなかった。術後の検査で両眼1.5の結果をもらった。看護師が「私より良く見える!」と笑った。とにかく、明るくなり、色々良く見えるようになった。

すぐに目に入ったのが自分の「手」。こんなにカサカサして、血管が浮いてきている。鏡で顔を見ると、しみやしわが気になる。年齢を改めて感じた。白内障手術の病棟では「まだ若いから・・・」といわれ、苦笑いをしていたが、手入れをおろそかにしていた分、肌は正直だ。

手は特に年齢が出やすいという。家事や仕事、常に毎日使っている。手入れをサボってしまうと、ダメージは更に大きくなる。コロナ禍の3年、1日に何度手を洗ったか。そして消毒。また、紫外線や埃の影響も受けやすい。手は顔より皮脂腺が少なく皮脂が出にくい。乾燥を招きやすい。お手入れをまめにする必要がある。年齢とともに体内で合成されるコラーゲン量が減少する。手の甲のコラーゲン量も減る。弾力が失われやすい。結果として血管や筋が浮き出て目立ってしまう。これを「ハンドペイン」と呼ぶ。

出来るだけ綺麗な手を維持するために普段から意識して手入れを行いましょう。

保湿に欠かせないハンドクリーム。乾燥、角質、シミなど、気になる事に有効に作用する成分を選んでみましょう。ハンドマッサージやツボ押し。空き時間に簡単にできるので続けやすい。テレビを見ながら、お風呂の中など、すき間時間に出来る。

高鹿真杉の介護よもやま話 「白内障手術」 第252回(2023年6月掲載)

白内障は、加齢などににより目の中のレンズの役割をする水晶体が濁ってしまって、次第に見えにくくなる目の病気。多くは加齢によって怒る。早ければ40歳代から発症する。80歳代になるとほとんど症状が現れる。白内障は薬等で完全に予防はできない。原因はほとんどが加齢という。進行した白内障の治療は手術しかない。濁ってしまった水晶体を取り除き、かわりに眼内レンズを挿入する。
手術手技と医療機器の進歩や衛生管理ガス済み、手術後の合併症や、炎症の発生も少ない。最近は日帰りでも行われている。安心、安全な手術として行われている。
白内障と言われたのは3年位前だろうか?何となく見えづらくなって眼科を受診した。もともと紫外線に弱く、乱視も強かったのであまり気にならなかった。予防ということで目薬が処方された。改善する事もなく、でも目立った進行もなかったのでそのまま維持していた。やはり手術となると切っ掛けが必要。7月に娘の結婚式があり、それがいいチャンス。今年になり受診をして手術を決めた。
目の手術なので、恐らく局所麻酔、目は開けたまま?何となく不安がある。周りのご利用者様も「私もやったわ!」という方も多い。利いてみると、なかなか記憶にない様子。あっという間だった。すぐに終わるから大丈夫。そう言われ、励まされた。
リクライニングの椅子に座り、麻酔薬という点眼薬をいっぱい挿された。ものすごいライトに照らされて、目を開けられた。耳は良く聞こえるので、周りで行われていることの想像がつく。反って怖い。ライティングは終始続く。まるでライブの様。エメラルドグリーンの綺麗なライト。黄色やピンク。紫っぽい色もあった。幻想的な空間。
終わってみると、ベッドを出てから30分程度経過。ほんとうにすぐ終わった。でも、凄く長い30分だった。
左目が終わり、周りがとても白くみえる。次は右目。もっと良く見える様になるのを期待している。

高鹿真杉の介護よもやま話 「紫外線対策できていますか」 第251回(2023年5月掲載)

暑かったり寒かったり気温の変化が激しい日が続いている。朝晩の温度の差で体調を崩す。こんな季節は何を着たらいいか迷ってしまう。朝布団から出た時は特に肌寒さを感じる。1枚羽織ることも面倒くさがらずにやってほしい。
お日さまがさしてくると、5月の太陽がとても強く感じる。朝あんなに涼しかったのに、寒かったのにと思うが、じりじりと肌に痛いように感じる。この頃の紫外線はとても強い。
とは言っても、太陽光を浴びると骨に大切なビタミンDが作られるので、外に出ることはお勧め。日焼けに注意して気持ちのいいこの季節には外出はおすすめ。コロナの影響で3年間ほとんど出かけなかった人も多いと思う。少しずつ無理をせずに外に出て行きたい。
日差しが強くなってきたなと思うと、紫外線対策はもう遅いと言われる。暖かくなった頃のお出掛けには特に念入りに日焼け止めに気をつけよう。日傘を差す、長袖を着るといったように肌を出さない。また、日差しが強い時間帯、10時から14時頃の外出は控える。そんな工夫も大切。実はあらゆる角度からさしてくる紫外線。地面の照り返し、建物からの反射。いたる所から肌にダメージを与える。日焼け止めをむらなく塗ることも大切。
歳を重ねるとしみができる速度が増す。それはできるだけ避けたい。

高鹿真杉の介護よもやま話 「疲れていませんか」 第250回(2023年4月掲載)

最近、疲れやすい、だるくてやる気が起きないなんてことがないだろうか。気温の変化が激しいからとか、冬から春になる季節の変わり目だからとか思ってもみる。もちろんそれもあるだろう。体の疲れはじつは腎臓が疲れていることに関係する。腎臓が疲れが身体の疲れを引き起こす。体内に溜まった「酸」が疲れの原因。腎臓が体内のいらないものを尿として排出する。そして身体のアルカリ性酸性のバランズを調整する。体内の細胞が活動し酸が作られる。それが尿として排出、血液が中性に近い弱アルカリ性に保たれる。腎臓が疲れると機能が衰え、酸が排出されなくなる。それが疲れの大きな原因となる。酸化した血液はドロドロになり、活動に必要な酸素や栄養素が届けられなくなる。さらに末端が冷え、免疫力も低下する。そのために疲れやだるさを感じる。
免疫力が低下するのは加齢によってだけではなく、血行不良によってもおこってくる。ドロドロになった血液は免疫細胞を身体に届けられない。免疫力が下がると風邪を引きやすくなる、ウィルスに感染しやすくなる。病気が治りにくくなる。またなかなか疲れが取れない、アレルギーが悪化する。血行不良で体温が下がると免疫細胞のエネルギー源の酵素の働きも弱くなる。
だからこそ腎臓の疲れを取ることは大切だ。生活習慣や食生活を見直し、腎臓に負担を掛けない。水分も十分に摂る。おへその両脇をさするようにマッサージも効果的。

高鹿真杉の介護よもやま話 「職業講話」 第249回(2023年3月掲載)

職業講話の講師として中山中学校に行ってきた。キャリア教育の実践ということで、文科省のカリキュラムとなっている。2年生が1月には職場体験で、現場で体験することになっている。1年生はその前に、仕事についての話を聞く。
サロンド鹿鳴館にも1月に2名の男子生徒が来て、利用者さんとのふれあいを経験した。
コロナで暫くは中止されてきたが、今年は授業が再開された。30分の短い時間で仕事について話す事は難しい。興味を持ってもらえる内容を考えないといけない。特に、中学生が飽きないようにと考えた。介護という分野は特に広く、複雑。自立支援の視点から考えて、コググニサイズを一緒にやることにした。
指導者の加藤先生と一緒に、サロンド鹿鳴館で人気のコグニサイズを中学生と一緒にやってみた。加藤先生は地元中山小学校、中山中学校の卒業生。中学の校舎を懐かしそうに眺めていた。
校舎はそのまま、あまり変化は無かった様だ。しかし、昼休みにも拘わらず、校内はとても静か、校庭で遊ぶ様子も見られない。学校と言えば、おしゃべりをして笑い、元気に走り回り、先生に怒られる。これがコロナの影響なのか。寂しさを感じた。
加藤先生は野球部出身、今年の1年生野球部員は3名。今、WBC真っ最中、なのにこれも寂しい。もっと元気を取り戻して欲しい。なんて感じながら、生徒さんとコグニサイズを行う。簡単な動作だが、なかなかできない。できないことを楽しむのがコグニサイズ。考えながら、手足を動かす。迷って笑う。みんなで一緒に笑う。そんな楽しさを味わってもらえたと思う。
コグニサイズは高齢者だけのものではないと加藤先生からの説明があった。学習前の脳トレにも効果がある。生徒とも、楽しいひとときを過ごせた。

高鹿真杉の介護よもやま話 「いむくじ天ぷら」 第248回(2023年2月掲載)

今はあまり作られていないというが、沖縄の料理で「いむくじ天ぷら」という料理があるそうだ。沖縄は長寿という。珍しい食べ物が沢山ある。なにか食事にもヒントがあるのではないか。
「いむくじ天ぷら」、珍しい名前だ。。サツマイモのデンプンつまり芋くずと紅芋で作る、揚げ物だ。もちもちとした食感が特徴。うむくじアンダギーとも呼ぶらしい。ケーキやお菓子がなかった時代には、丸くして揚げたいむくじボールを砂糖と一緒に煮ておやつとして食べたそうだ。
沖縄に野菜は抗酸化物質が多く含まれる。紅芋の紫色は抗酸化作用が高いポリフェノールの一種、アントシアニン系の色素。動脈硬化や視覚機能改善に効果がある。日差しが強く、紫外線から身を守るために野菜自体が抗酸化物質を増やしている。
これらは「島野菜」と呼ばれ、沖縄の気候、風土で育った豊富な栄養素を含み、沖縄の人々のエネルギー源だ長寿の秘訣としても注目したい。
島野菜の代表格、ゴーヤは家庭菜園でも人気だ。ゴーヤーのビタミンCは加熱しても分解されにくいため、チャンプルーはイチオシだ。苦みには食欲増進作用があるとさる。

高鹿真杉の介護よもやま話 「異常乾燥注意報」 247回(2023年1月掲載)

20日以上雨が降らず、乾燥した日が続いた。あちこちで火事が起こっているニュースが後を絶たない。乾燥することで生活に影響がでる。
乾燥は、体にもさまざまな影響を与える。脱水は冬にも多く起こっている。ひとの体の半分は水分だ。たったコップ1杯程度の水分が減っても、ボーッとしたり、気分が悪くなったりする。脱水というと夏のことと思っていないだろうか。汗をかくから水分が足りなくなる。寒い冬は汗が出ない。寒いから喉が渇かない。だから脱水なんてない。と思っていないだろうか。
乾燥している冬は、夏と同じに体の水分は蒸発している。肌の乾燥、カサカサは気になるはず。乾燥であちこちがかゆくなる。冬は夏と同じくらい、それ以上に水分を摂る必要がある。
肌の中から奪われる水分量が増えて、どんどんカサカサの肌になってくる。暖房で室内の空気も乾燥する。更に肌の水分は奪われていく。電気毛布やこたつも肌を乾燥させる。うっかりとこたつでうたた寝をすると、脱水症状を起こし、大変な事になるので注意して欲しい。
うっかり忘れてしまうのが頭皮の乾燥。シャンプーはしっかりと洗い流し、爪を立てない様に洗い方にも注意する。ローションもあるので上手く活用しよう。

高鹿真杉の介護よもやま話 「足をきたえよう!!」 第246回(2022年12月掲載)

冬になると、暖かい部屋にこもって、ゴロゴロとしていたい。ゆっくりとこたつに入って、テレビでも見て。運動が必要な事も十分わかっている。それに加え、これからの時期、年末年始にかけては、美味しいものもたくさんでてくる。つい、暴飲暴食してしまう。

筋肉のほとんどは下半身にある。腰から下の筋肉を鍛えることが重要。万歩計を持っている人も多いと思う。2~3日家の中でのんびりして外に出ると、急に足が動かないのに気付く。足の力が急になくなったのに愕然とする人も多いのではないか。

運動は大切であるが、毎日歩くことがもっと大切だ。自分の足で歩けることがどれだけうれしいことか。“あるける足“を維持する。ちょっとしたことで筋力が衰えないですむ。サロンド鹿鳴館では、毎日行っている、かんたんな運動を紹介しよう。

まず、ふらつかないようにつかまって行うように注意して欲しい。椅子や、手すり、壁など、しっかりしたものにつかまって行う。これで転んだら、元も子もない。

足上げを30回。つまり足踏みをする。姿勢を正し、前を向く。足は腰の高さまで上げるようにがんばる。股の付け根を意識、股の筋肉を使っていることが分かると最高だ。

そして、踵落とし。つかまって、踵をあげる。そして勢いよく“ストン“と落とす。膝は曲げない。つま先で立つ事で、ふくらはぎの筋力が鍛えられる。踵を落とした振動で、骨も強くなる。一石二鳥の効果を期待しよう。

春になったら外に出よう。その時に元気に歩けるように、ちょっとした運動を続けていこう。

高鹿真杉の介護よもやま話 「効果的にワクチン接種」 第245回(2022年11月掲載)

コロナの感染者が増えているようだ。やっといつもの生活が戻ったと思ったが、油断はできない。ワクチン接種はかなり浸透してきているようだが、既に5回目を接種したという話も聞く。コロナのワクチンは定期的に接種するのだろうか?

この時期は、インフルエンザの流行が心配される。年末年始にかけて今年はどんな状況となるだろうか。コロナとの同時流行はならないといいと願う。インフルエンザは毎年10月頃からワクチン接種が行われている。いつもならまずインフルのワクチンといったものだ。

テレビでワクチン接種につてのコマーシャルを目にすることがある。少し以前は「肺炎球菌」ワクチン。そして最近は「帯状疱疹」ワクチン。多くの病気がワクチンで予防できるようになったのは、医学の進歩の成果だろう。

ワクチンのCMだが、帯状疱疹にかかったという話しも多いように思う。最初は赤く発疹が出る。あるいはビリビリ、チクチクしたような神経痛のような痛みがある。水疱瘡のウイルスが原因。日本人は9割がこのウイルスを持っていると言われている。疲れやストレス、加齢などで免疫力が低下すると、このウイルスが活発になり発症する。50歳から80歳までに3人に1人が発症すると言われている。夏の疲れや、コロナなどのストレスからだろうか?免疫が低下していると、まだまだ元気と思っていても、ある日突然帯状疱疹になるかもしれない。

多くのワクチンを一度に打つ訳ではないが、医師の指示の下、効果が出るように、タイミング良く接種したいものだ。

高鹿真杉の介護よもやま話 「歩いて健康維持」 第244回(2022年10月掲載)

やっとコロナも少し落ち着いた様子だ。約2年続いた自粛もそろそろ終わりにしたいものだ。外出もままならず、大丈夫かなと思っても心配で、やっぱりやめておこう。そんな日々が続いた。仕事の帰りに寄り道をしようと思っても、すっかり疲れてしまってやっぱり帰ろうと家路につく。すっかり、運動不足や体力の低下が気になりだしてきた。こんなことではいけない、まだ暫くは続きそうなコロナを乗り越えられない。

とはいってもいざやるぞ!と何をしたらいいか迷ってしまう。そんな時、気軽にできる事が歩く事。世間でもウォーキングが注目されている。高齢者も気軽にできる、有効な運動だ。

しかし、漫然と歩いているだけではあまり効果は無い。かといってあまり意気込むのも逆効果だ。せっかく歩くのだから効果的な「歩き」を意識しよう。

まずやることは、歩数や、目標を決めること。自分の体調に合わせて決めるといい。家事や、ゴミ出しなども歩数に加えるといい。

足腰に痛みがあり、なかなか歩くのが難しいという人は少しずつ歩く事を初めてみよう。杖を上手に利用するのもいい。痛いところを無理することは厳禁。

転ばぬ先の杖と言うが、歩く補助にはとても助かる。杖を上手に使うと無理なく歩く事ができる。最近は杖の種類が豊富になった。一般的にT字杖と言われる1本の杖。花柄や、キャラクター物等もあり、外出の時に、洋服や靴を選ぶように選んでもらいたい。

杖のメンテナンスもしっかりとしていこう。かたかたと音がするので確認すると、長さ調整用のネジが外れていたり、壊れていたりする。杖の先にはゴムが着いている。減っていないだろうか。靴の底と同じ様に杖の先も減ってくる。減ったゴムは滑りやすく、タイルの床や、雨の日等はとても危険だ。ひっくり返して見て欲しい。

愛コムネットでも、杖のゴム交換をしている。どの程度なのか分からなかったら聞いてみるのもいい。

歩く事はサルコペニアの予防にもとても有効。自分の足で100歳まで歩くために、少しずつでも歩く事に意識をしてみよう。

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