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高鹿真杉の介護よもやま話 「職業講話」 第249回(2023年3月掲載)

2023年07月07日

職業講話の講師として中山中学校に行ってきた。キャリア教育の実践ということで、文科省のカリキュラムとなっている。2年生が1月には職場体験で、現場で体験することになっている。1年生はその前に、仕事についての話を聞く。
サロンド鹿鳴館にも1月に2名の男子生徒が来て、利用者さんとのふれあいを経験した。
コロナで暫くは中止されてきたが、今年は授業が再開された。30分の短い時間で仕事について話す事は難しい。興味を持ってもらえる内容を考えないといけない。特に、中学生が飽きないようにと考えた。介護という分野は特に広く、複雑。自立支援の視点から考えて、コググニサイズを一緒にやることにした。
指導者の加藤先生と一緒に、サロンド鹿鳴館で人気のコグニサイズを中学生と一緒にやってみた。加藤先生は地元中山小学校、中山中学校の卒業生。中学の校舎を懐かしそうに眺めていた。
校舎はそのまま、あまり変化は無かった様だ。しかし、昼休みにも拘わらず、校内はとても静か、校庭で遊ぶ様子も見られない。学校と言えば、おしゃべりをして笑い、元気に走り回り、先生に怒られる。これがコロナの影響なのか。寂しさを感じた。
加藤先生は野球部出身、今年の1年生野球部員は3名。今、WBC真っ最中、なのにこれも寂しい。もっと元気を取り戻して欲しい。なんて感じながら、生徒さんとコグニサイズを行う。簡単な動作だが、なかなかできない。できないことを楽しむのがコグニサイズ。考えながら、手足を動かす。迷って笑う。みんなで一緒に笑う。そんな楽しさを味わってもらえたと思う。
コグニサイズは高齢者だけのものではないと加藤先生からの説明があった。学習前の脳トレにも効果がある。生徒とも、楽しいひとときを過ごせた。

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