高鹿真杉の介護よもやま話 「足をきたえよう!!」 第246回(2022年12月掲載)
2023年06月30日冬になると、暖かい部屋にこもって、ゴロゴロとしていたい。ゆっくりとこたつに入って、テレビでも見て。運動が必要な事も十分わかっている。それに加え、これからの時期、年末年始にかけては、美味しいものもたくさんでてくる。つい、暴飲暴食してしまう。
筋肉のほとんどは下半身にある。腰から下の筋肉を鍛えることが重要。万歩計を持っている人も多いと思う。2~3日家の中でのんびりして外に出ると、急に足が動かないのに気付く。足の力が急になくなったのに愕然とする人も多いのではないか。
運動は大切であるが、毎日歩くことがもっと大切だ。自分の足で歩けることがどれだけうれしいことか。“あるける足“を維持する。ちょっとしたことで筋力が衰えないですむ。サロンド鹿鳴館では、毎日行っている、かんたんな運動を紹介しよう。
まず、ふらつかないようにつかまって行うように注意して欲しい。椅子や、手すり、壁など、しっかりしたものにつかまって行う。これで転んだら、元も子もない。
足上げを30回。つまり足踏みをする。姿勢を正し、前を向く。足は腰の高さまで上げるようにがんばる。股の付け根を意識、股の筋肉を使っていることが分かると最高だ。
そして、踵落とし。つかまって、踵をあげる。そして勢いよく“ストン“と落とす。膝は曲げない。つま先で立つ事で、ふくらはぎの筋力が鍛えられる。踵を落とした振動で、骨も強くなる。一石二鳥の効果を期待しよう。
春になったら外に出よう。その時に元気に歩けるように、ちょっとした運動を続けていこう。