高鹿真杉の介護よもやま話 「認知症かな・・・?」
2021年05月18日最近なんか変なのよね。よく忘れるし、家族からは「何回も言わないでよ」と怒られる。こんなこと、ないでしょうか?自分が認知症かもしれないと思って心配するまえに、自分の食生活を見直してみましょう。
私は、相談を受けたとき、「水を1日にどのくらい飲むか」を聞く。ほとんどの場合、水が不足している。日常、特に高齢者は水を飲む習慣がない。子ども達が水筒を持って学校に行くという光景は、最近のことだ。私が子供の頃は、喉が渇いても、休み時間まで我慢しなさいと言われた。蛇口をあければどこでも水が出る。水が飲める。そして、いつでも何処でもペットボトルで水分補給をするというのは現在のこと。そんな環境にもよる。
体に水が足りないとまず、熱中症を心配するが、そこまで酷くない場合に、認知症のような症状がでる。物忘れが多くなったり、被害妄想がでたりする。見えないものがみえる、一人で誰かと話している。そんなことが起こってきたら要注意だ。
認知症と診断されて処方されるのは、脳の血流を良くするクスリだそうだ。クスリを飲んで血流を良くしたいと思っても、血液を流す水分が不足していたらどうだろう。それより、まず自分の力で血流は良くならないのか?もちろんできる。水分不足で、血液がドロドロになっていると想像すると、血流が良くなるはずもない。
脳に流すために水分を多く摂る。体の約半分は水分。「水は飲まないの!!」と昭和の女性は得意気に言う。いまはどれだけ水を飲むかを競って欲しい。必要な水分量は1㎞あたり30cc程度。つまり、体重50キロなら1,500cc。環境によって違いはあるが、水分は多く摂るように心かけたい。たくさん水を飲んでお肌もみずみずしく保ちたいものだ。